やせてる人は特に注意!頬のこけを改善すれば若返る!
頬のこけは、やせ型でお顔にあまり脂肪がない女性に特に多い症状です。
今回は、この「頬のこけ」について原因や治療法について詳しく話を聞いてきました!

頬がふっくらしているのを気にしている女性も多いのですが、逆にこけを気にしている女性も実は多いもの。
今回は、湘南美容クリニック横須賀院の院長、田中龍二先生 に「頬のこけ」の原因や改善方法について話を伺ってきました!
神奈川県横須賀市大滝町2-15-1 横須賀東相ビル4階
電話番号:0120-955-899(10時~23時受付)
診療時間:10時~19時(火曜・木曜休診)
■頬のこけの原因とは?
―先生、今日は頬のこけについて話を伺えればと思います。よろしくお願いいたします!
田中先生:40代前後で頬のこけが目立ってくるのは、加齢による頬の脂肪のボリュームダウン及び相対的な頬骨の突出が原因です。比較的、やせ型の人に多い症状ですね。
―私の場合、頬のこけも気になるのですが目の下のくぼみも気になります(涙)。何か関係ありますか?
田中先生:目の下のくぼみやゴルゴラインも同様に、脂肪のボリュームダウンや骨の萎縮、靭帯と呼ばれる支持組織の陥凹による影響で目立ちやすくなることがあります。
―どちらも脂肪が原因なのですね…。
田中先生:加齢による脂肪の他にも、いくつかの原因はあります。
もともと体質や遺伝で頬がこけやすかったり、ダイエットでお顔の脂肪が減って生じることもありますし、日常的に表情筋をあまり使わない人の場合、頬の筋肉が痩せてボリュームが減ることで頬がこけることもあります。
とはいえ、40代に生じる頬のこけの場合は、加齢が大きく関係していますね。
■頬のこけを改善する脂肪注入術とは
―頬のこけはなかなか自己流では改善できないと思うのですが、何かオススメの治療はありますか。
田中先生:こけてしまった頬に充填剤をつめる治療によって頬にふくらみを取り戻すことができます。
―充填剤ですか…??
田中先生:はい、そうです。頬の場合はヒアルロン酸注入や脂肪注入が一般的ですが、自然で柔らかなふくらみをご希望なら、脂肪注入をオススメすることが多いですね。
―もともとふっくらしている部位なので、できるだけ自然な感じにしたいです!
田中先生:カウンセリングの際も、そうおっしゃる方がとても多いです。
脂肪注入による頬のこけ改善治療の場合、
・自然な柔らかい頬になる
・半永久的に持続する
・ご自身の脂肪なので異物反応はない
・メスを使用しない
といったメリットがあるため、選ばれる方がかなり多いです。
―素敵ですね!注入する脂肪はどこからとるのですか?
田中先生:ご自身の内腿から脂肪を採取します。
脂肪はそれほど大量に採取するわけではないので、やせ型の方でも問題なく採取することができます。
―でもなんだか痛そうな気もちょっとします…。
田中先生:大丈夫です、脂肪を採取する際も注入する際も麻酔をしますので、痛みはほぼ感じません。
―採取した脂肪はそのまま注入するのですか??
田中先生: 採取した脂肪は遠心分離を行うことで脂肪のみを抽出し、細分化することで定着しやすい状態にします。
―「定着」とは何ですか?
脂肪注入ではご自身の脂肪を使うため、注入した脂肪の一定量は身体に吸収されてしまいます。体内に吸収されずに注入部分に脂肪が残った状態を「定着」といい、注入した脂肪のうち該当部位に定着した脂肪の割合のことを「定着率」といいます。
以前の脂肪注入では50%程度の定着率が一般的だったのですが、当院で行っている脂肪注入法では、採取法にもよりますが60~70%程度は定着します。
―技術が向上しているのですね!!
田中先生:そうですね。
当院では、コンデンス・リッチフェイス法 と呼ばれるメソッドで治療を受けられる方が多いです。
従来のメソッドとの違いは脂肪細胞を濃縮(コンデンス)することで不純物を取り除き、定着率の上昇、しこり形成リスクの低下を実現する方法です。
■成功の鍵は、医師のデザイン力と経験値
―実際の注入はどんな方法で行うのですか?
田中先生:私の場合は、デザインした両端2箇所から注入するケースが多いですが、特に正解はありません。
―イメージ通りのラインになるか不安ですが…。
田中先生:事前のカウンセリングでどの位ボリュームを出したいか、またどの部分を一番高くしたいかなど丁寧にヒアリングを行っています。
この事前の打ち合わせで決めた頬の最も高くしたい部分を等高線の中心として、そこからなだらかなラインになるように調整しながら注入を行います。
―ええ!なんだかすごい難しそうです!
田中先生:そうですね、ただ頬のこけを改善するだけではなく、きちんと理想に近い頬のラインにするためには、術前の打ち合わせに基づいたデザイン決めはとても大切なプロセスです。
どこを膨らませるか?
どの程度のボリュームを出すか?
こういった部分を毎回丁寧に患者様とお話しをして、注入を行っています。
―脂肪注入は思っているよりも奥が深いのですね…!
田中先生:そうかもしれないですね。
お顔って、実は左右対称ではないのはご存知ですよね?
噛み癖や表情筋の使い方で左右が少し異なっているのですが、審美的には左右対称がやはり美しいと言われているので、脂肪注入をする際には、そういった左右差も考慮した上で、
バランス良く左右対象になるように注入を行っています。
―すごーーーーい!!!
■脂肪注入術の治療の流れ
―実際に治療を行う際の流れを教えてください。
田中先生:脂肪注入後のボリュームやラインなどが決まったら、まずは内腿から脂肪の採取を行います。
細いカニューレで吸引するので傷跡が大きく目立つこともなく、胃カメラなどの検査で使用される静脈麻酔をしながら行いますので痛みの心配もありません。
採取した脂肪はすぐに遠心分離にかけて純度の高い脂肪を作ります。
その後、抽出した脂肪を頬のこけが気になる箇所に注入します。
―すごい…!早業のような感じですね。
田中先生:確かにそうですね。
実際に、採取から注入まで、1時間ほどで終わります。
―本当に早いです!!
田中先生:頬のこけた部分へ注入する他、目の下のたるみやゴルゴ線のくぼみ、こめかみにも脂肪注入することが可能です。
―注入後に気を付けることはありますか?
田中先生:マッサージはNGです。
揉むことによって脂肪の吸収が良くなってしまいますのでフェイシャルマッサージ等は避けるようにしてください。
なお治療翌日からメイクなどが可能です。
今回は40代に多い頬のこけを改善することができる、コンデンスリッチフェイス法について詳しくお話しを伺いました。
一度の注入で、自然な柔らかさの若々しい頬を持続することができるのであれば、費用対効果もかなり優れているのではないでしょうか。
詳しく教えていただいた田中先生、ありがとうございました!
頬骨付近にハイライトを入れてメイクでごまかしたり、自宅では顔のマッサージでできるだけこけが目立たないようにと影の努力を積み重ねてきたけど、脂肪を注入すれば一度で解決できるのね!!うううん魅力的!
