「感じない」原因は、アレが皮をかぶっているから?婦人科形成専門家に聞く!
性交渉時の感じ方や膣のゆるみについてなど、
婦人科形成には様々なご相談があります。
いずれも簡単な治療によって改善することができるとのことで、
今回は富田先生に詳細について話を伺ってきました。

性交渉に乗り気になれない、負担になっている…。
その原因は、手技や気持ちの問題ではなく、もしかすると陰核(クリトリス)にあるのかも知れません。
婦人科形成では小陰唇縮小や副皮除去が最も多いご相談ですが、それ以外でも様々な治療を行っています。
今回は女医の富田莉莎子先生に、婦人科全般のお話しを伺ってきました。
静岡県静岡市駿河区南町10-5 地建南町ビル3F
電話番号:0120-401-240(10時~23時受付)
診療時間:10時~19時(第1・2木曜、第3・4火曜休診)
■「感じない」原因は陰核にあるかも?
―前回の小陰唇縮小術に引き続き、その他の婦人科形成のご相談についても教えてください。
富田先生:はい、よろしくお願いいたします。
小陰唇縮小術の際に、併用して副皮を除去することもあると前回お話しをしましたが、医師が診察をした際に見つかることが多いのものとして、陰核(いんかく)包茎があります。
―陰核包茎とは??
富田先生:陰核とは、クリトリスのことを指します。
陰核(クリトリス)にも実は男性器同様に亀頭や包皮があります。
通常であれば、陰核の半分程度を包皮が覆っているのですが、中には包皮が先端まで覆っており、性的刺激を受けても亀頭が包皮から露出しないことがあります。
健康上の問題はないのですが、陰核包茎の場合、性的刺激に対する感度が弱くなることがあるため、気になる際には陰核の皮を除去する陰核包茎術を行います。
―男性の包茎と似ていますね。でも、なかなか自分ではわからないですよね…?
富田先生:はい、多くの方はご自身では気づいていないと思います。
実際に当院で手術を行った方も、ご自身が陰核包茎だと気づいて相談に来られたわけではなく、小陰唇縮小など別の症状についてご相談に来られて、私が実際に診察をした際に気づくというケースがほとんどです。
―他の相談で気づくことが多いのですね。
富田先生:そうですね、なかなかご自身では気づかないかもしれません。
また、先ほども述べた通り必ず治療が必要なわけではありません。
ただ、性的感度が少し落ちてしまう他、恥垢(ちこう)というアカがたまってしまいニオイが強くなることもあります。
気になる際には、小陰唇縮小術などとあわせて手術を行うことも可能です。
■産後のゆるみのご相談も多数
―陰核包茎以外にはどんなご相談がありますか。
富田先生:40代前後の場合、妊娠、出産による膣のゆるみに関するご相談も多いです。
・お風呂上りに膣からお湯が漏れる
・くしゃみをした際に尿漏れする
・重いものを持った時に尿漏れする
・性交渉時の締まりが悪くなった
といった内容が多いですね。
―確かに、お産をすると膣道が広がると聞いたことがあります。
富田先生:膣のゆるみについても、悩みにあわせていくつかの治療法をご用意しています。
・レーザーによる引き締め
(インティマレーザー、ビビーブ)
・注入による引き締め
(ヒアルロン酸注入、脂肪注入)
・外科手術
(膣壁形成術)
それぞれ、治療目的が少しずつ異なっているため、
・膣の入口を引き締めたい
・膣の内部を引き締めたい
・両方とも引き締めたい
といった、目的にあわせた治療メニューをお勧めしています。
例えば、即効性があるのは外科的手術ですが、痛みやダウンタイムを少なくして改善したい際にはレーザーをお勧めすることが多いです。
いずれもカウンセリングの際にご要望を伺って提案しています。
■コンプレックスから解放されたという声多数
―その他、40代女性に多い婦人科形成の悩みは他にありますか。
富田先生:大陰唇のたるみに関するご相談などもあります。
加齢などによって大陰唇がたるみ皮膚が余ってしまった場合は、手術によって余った皮膚を除去することができます。
この場合も溶ける糸を使用するため抜糸による再来院の必要はありません。
―婦人科形成って、思っていた以上に様々な治療法があるのですね。
富田先生:そうですね、お悩みにあわせて最適な治療を提案しています。
なお、大陰唇や小陰唇の場合は視覚的にもわかりやすいためご自身で気づかれることが多く、実際にご相談の多い部位になりますが、例えば陰核(クリトリス)や副皮については、ご自身でも気づかないことがほとんどです。
ですので、形やニオイ、性交渉時の違和感などで、少しでも気になることがあれば専門の医師に相談するのがよいでしょう。
―治療された患者さまは結果に満足されているのでしょうか。
富田先生:ほとんどの方がそうだと思います。
「長年気になっていたコンプレックスから解放された」
「思っていたよりもあっという間に手術が終わって驚いた」
といった声を術後に頂いており、本当にありがたく思っています。
今まで私は、婦人科形成だけではなく様々な美容医療に携わっていますが、目元の二重形成と婦人科形成が、最も患者さまの満足度が高い治療だと実感していますね。
―確かに、どちらも女性にはとても気になる部位ですよね!
富田先生:そういうことになるでしょう。
長年の悩みを解消されて、美容にもっと興味を持ってくださる方も多いです。
―40代の女性の場合も二重整形のニーズが多いのでしょうか。
富田先生;30代以上の方の場合は、目元のアンチエイジング治療も多いです。
ちょうど先日も、以前婦人科形成治療を行った患者さまが、目の下のクマが気になるためヒアルロン酸注入をやってみたいと改めてご相談に来られました。
同様のケースはかなり他にもたくさんあります。
婦人科形成にご満足いただき、また自信をもって下さったことから、レーザーや注入治療、イオン導入やリフトアップなど、他の部位のご相談に来られることが多々あります。
婦人科形成の治療によって、何かの新しいきっかけになっていただけたのであれば、医師として本当にうれしいですね。
「婦人科形成をされた患者さまが長年のコンプレックスを解消して美容医療に前向きになってくださることが一番うれしい!」と笑顔でお話しをされる富田先生。
患者様からの匿名アンケートを拝見すると、「富田先生が親身になって話を聞いてくれたのでここで治療しようと決めた」といった感想がいくつもありました。
親身な富田先生のカウンセリングがあるからこそ、より満足の高い治療を提供しているのではないか思いました。
富田先生、お忙しい中ありがとうございました!
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今回相談させていただいた富田先生は、私たちの不安や悩みに親身になって話を聞いてくれ、さらにとても分かりやすく回答してくれて、同じ女性として憧れてしまいそうな女医さんだわ…!
