メイクした女性はもちろん好きだけど、すっぴん肌がもちもち・ツヤツヤとした女性って、たまらないよね。
辛口評論家のオノちんです。

2回目の今回は、インドカレーについて。

インドカレーは、大きく分けて北と南に別れる。
北の特徴はお馴染みのナン(インドパン)をはじめとする「粉食」だ。それを生クリームなどで調理された、まったりと濃厚なカレーにつけて食べるスタイルが一般的だ。油分が多く、ちょいカロリーも高め。

一方の南は「米食」で、カレーはサラリとしていて、ご飯や豆粉のクレープ、豆のドーナツなどで食べるスタイル。あまり油分を使ってないからとてもヘルシーでグルテンフリー。普段から健康や美容に気を遣っているすっぴん美人にとっては、南のインドカレーのほうが、好ましい料理ってことかな。

ちなみにカレーに多く使われるウコンは、肝臓にいいっていうイメージが大きいけど、実は美肌効果もあるんだな。インドの女性ってみんな肌が整っていてツヤツヤしていると思わない?? 実はそのイメージは間違いじゃない、インドにはウコンを主成分とするターメリッククリームが市販されていて、ニキビや吹き出物の特効薬。肌の浄化・殺菌作用があるんだよね。なので、低カロリーのカレーであれば(※ここ重要)、ぜひ毎日食べてほしいくらい美肌にいい食べ物なんだ。

ところで日本全国にインドカレー料理屋は数多くあるけど、実際にはそのほとんどが北インドカレーばかりなんだよね。正直言って、北インド系のカレーはエッジがあまり利いていないぼやけた味わいのものが多く、胃袋にグっとくる店が少ない。

ところが、数は少ないものの、南インド料理屋のほとんどにハズレがない。
そんな南インドカレーでもボクのおすすめのひとつが、東池袋にある「A・RAJ(エーラージ)」。店内は狭小ペースながら、インドの雰囲気満載だ。

ランチの「ミールス」(定食のこと)は、「ベジタリウンミールス」1000円と「ノンベジタリアンミールス」1300円の2種類。このボリュームが実に得した気分にさせてくれる。
「ノンベジタリアンミールス」は、酸味の効いたサンバル、ラッサムの2種類のサラサラなスープ状のカレーと、チキンや豆のカレーなど6種類。その他ポリアル(スパイスの炒め煮野菜)、ダヒ(ヨーグルト)、ライスとプーリ(コレは小麦粉の全粒分を使った揚げパンなので控えてね)にパパドゥ(豆の揚げ煎餅)など。好きなように食べればいいけど、ゴチャ混ぜにして食べるのが好ましい。合間に付け合せのマンゴーのアチャール(インド風梅干?)を口に含めば、口中がリセットされて、さらに食が進む。「お肉はちょっと控えたいワ」っていうすっぴん美人さんには、「ベジタリアンミールス」がいいいかもね。野菜と豆だけのカレーだから。

店主のラージさんはフレンドリーで話し好き、彼にご指導いただきながら、本場の南インドカレーの食事作法でスプーンを使わずに、右手でいただくのも面白い。インドを旅しているような気分にも浸れるだろう。また、ドーサ(米粉と豆で作ったインド風クレープ)も美味しいので一度試してもらいたい。

※ツイッターから拝借してます。

…そうそう、もうひとつ付け加えると、ウコンには、幸せホルモンと言われているセロトニンも沢山含まれているそうだ。確かにカレーを食べた後ってなぜか満ち足りた気になるけど、あれはセロトニン効果もあるのかもしれない。
ちなみに食事が終わった後の女性の幸せそうな表情って、絶対また飯に誘いたいって思っちゃうよね。
ウコンはすっぴん美肌効果に留まらず、もしかしたら男性のハートを射抜く効果もあるかもしれない。なんちゃって。

※ちなみに2017年7月に、道を挟んだ向かいに移転する予定。詳しくは「A・RAJ」のツイッターで確認。
〈店舗データ〉
【住所】東京都豊島区南池袋2-42-7
【電話】03-3981-9688
【営業】11時30分~15時 18時~23時
【休日】火(6月までは、月・火休日予定)
【アクセス】地下鉄有楽町線「東池袋駅」1番出口から徒歩1分
都営荒川線「東池袋四丁目駅」から徒歩2分
JR各私鉄「池袋駅」から徒歩8分
【店のHP・ツイッター】http://www.a-raj.com/
【店のツイッター】https://twitter.com/araj_ikebukuro



取材・文/小野員裕(おのかずひろ)
グルメライター/フードプロデューサー
出版社勤務のかたわら、食べ歩きエッセイの連載や食イベントに関わり、外食産業で注目を集める。17歳からカレーの食べ歩きを始め、「横濱カレーミュージアム」の初代名誉館長、「オールアバウト」のB級グルメガイドを務め、書籍・雑誌・テレビなど数多くのメディアで活躍する〝元祖カレー研究家〟。食べ歩いた軒数は、カレー専門店3000軒、飲食店10,000軒を越す。
その他、食品会社へのアドバイザーや、外食産業のフードプロデューサーとしては、カフェの店舗開発、高級レストランの調理素材、無添加・有機素材を吟味したレトルトのパスタ用ソース、ドレッシングなどの開発に携わる。
またオリジナルレトルトカレー「小野員裕の鳥肌の立つカレー」(MCC食品)は発売10数年以上好評を博するロングセラー。

食べ歩きのブログ「元祖カレー研究家」を日々更新。

主な著書に『カレー放浪記』(創森社)『魂のラーメン』(プレジデント社)『ラーメンのある町へ』(新潮社)『東京カレー食べつくしガイド』(講談社)『作務衣を着た主人の店に旨いものはない!』(双葉社)『おうちで本格インドカレー』(東京書籍)『絶品エスニックバルレシピ』(日東書院)『明治・大正・昭和のレシピで食道楽』(洋泉社)『今宵もぷらぷら居酒屋天国!』(学研)など多数。

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