すっぴん美人とカレーをこよなく愛する小野ちん伝授! 食べても飲んでもすっぴん美人になれる店!

下北沢「カフェ・ジンク」は、無添加、グルテンフリーなのにコクと味わいに奥行きがある、実力派のカフェカレー

カフェでのんびりと食事をしている女子に、心地よい新緑の香りを感じる…、なんてね。オノちんこと、妄想が得意な辛口評論家の小野員裕です。

今回は、カフェのカレーを紹介しよう。

カレーといっても、その種類は様々。できれば、食品添加物が入っているものはすっぴん美人は敬遠したほうが良さそう。
多量の化学調味料、トランス性脂肪酸など、いろいろ意見が言われているけど、取らないに越したことはないからね。

今回紹介するのは、そんな添加物をまったく使わない癒しのカレーだ。おまけに小麦粉不使用、グルテンフリー信奉者にもありがたい食事だね。

ここ最近、「体に優しい食べ物」なんていう謳い文句が巷の料理屋に氾濫している。
でも、そんな店に限って美味しかったためしがない。それは、ヒステリックにいい食材、無添加調味料ばかりに気を取られ、肝心の技術が伴っていないからに他ならない。

でも僅かだけどちゃんとした店はあるものだ。この店のカレーをいただいたとき、まさに「体に優しい食べ物」を実感させられた。

ここのカレーは小麦粉やバターを使用せず、タマネギと独自にブレンドしたスパイス、自家製カレー粉などで仕上げられている。

例えば「鶏のカレーライス」は、まさに「体に優しい食べ物」であると感じさせる味わいだ。

ちょいと塩加減に物足りなさを感じるが、食べ終わる頃にいい塩梅になるよう計算されている。
嫌味じゃない仄かな甘み、バランスの取れたスパイスの配合、美しくデコレートされた大きめな具…。それぞれの個性が生かされていて、特に鶏肉は、口の中に入れた時に肉らしさを感じさせながらも、カレーソースと一体になったほどよい舌触りに技を感じ、さらに不純物のない潔い味わいにも驚いた。

また、たっぷりのレンズ豆と羊の挽肉の「羊カレー」は、これも同様、塩加減に物足りなさを感じるが、食べ終わる頃にいい塩梅になになる。バランスのいいスパイス感、奥深い旨味、レモンをちょっと絞ると、さわやかな美味しさに変貌する。

「長年飲食業界に携わり、多くの店でウソを見てきたんですよ。化学調味料不使用、なんて言いながらしっかり添加されていたり、国産野菜と言いながら外国産だったり…。僕たちはそれを信じて食べるしかないんですよね」
と店主の大野俊樹氏。インパクトのある味わいとは言い難いが、ジワジワ体が癒されていくような、確かな技に裏打ちされた美味しさなのだ。

健康志向のすっぴん美人はもちろん、味にもちゃんとこだわりたいグルメなすっぴん美人にもお勧めできる、実力派の穴場カフェだ。

〈店舗データ〉
【住所】東京都世田谷区北沢2-22-13 AXアダチ1F
【電話】03-3414-8079
【営業】12:00 ~22:00
【休日】木曜日
【アクセス】小田急線・京王井の頭線下北沢駅から徒歩2分



取材・文/小野員裕(おのかずひろ)
グルメライター/フードプロデューサー
出版社勤務のかたわら、食べ歩きエッセイの連載や食イベントに関わり、外食産業で注目を集める。17歳からカレーの食べ歩きを始め、「横濱カレーミュージアム」の初代名誉館長、「オールアバウト」のB級グルメガイドを務め、書籍・雑誌・テレビなど数多くのメディアで活躍する〝元祖カレー研究家〟。食べ歩いた軒数は、カレー専門店3000軒、飲食店10,000軒を越す。
その他、食品会社へのアドバイザーや、外食産業のフードプロデューサーとしては、カフェの店舗開発、高級レストランの調理素材、無添加・有機素材を吟味したレトルトのパスタ用ソース、ドレッシングなどの開発に携わる。
またオリジナルレトルトカレー「小野員裕の鳥肌の立つカレー」(MCC食品)は発売10数年以上好評を博するロングセラー。

食べ歩きのブログ「元祖カレー研究家」を日々更新。

主な著書に『カレー放浪記』(創森社)『魂のラーメン』(プレジデント社)『ラーメンのある町へ』(新潮社)『東京カレー食べつくしガイド』(講談社)『作務衣を着た主人の店に旨いものはない!』(双葉社)『おうちで本格インドカレー』(東京書籍)『絶品エスニックバルレシピ』(日東書院)『明治・大正・昭和のレシピで食道楽』(洋泉社)『今宵もぷらぷら居酒屋天国!』(学研)など多数。

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