青山の焼き鳥屋で前の席に座っていた女性の後ろ姿、ミランダカーにソックリ。見とれていいたら、振り向いた彼女、なんとおネエだったことに愕然。いつも懲りないオノちんこと、辛口評論家の小野員裕です。

今回はみんな大好きなトンカツ。
豚肉はビタミンB1が豊富で、特にヒレ肉にはその含有量が高く、牛肉の約20倍あるんだって。ビタミンB群は体のエネルギーを作る代謝に多く使われるので不足すると、体を動かすのに必要なエネルギーを作れなくなり疲労を感じる。だから疲労回復や夏バテ解消にピッタリの食材。

それと水溶性のビタミン、ナイアシンもあり、これが神経系に働きかけ、二日酔いの元、アセトアルデビドを分解する。お酒好きなすっぴん美人にはもってこいだね。

さらにビタミンやナイアシンによって神経が安定し、神経痛も緩和、血行促進作用もあるので、血流が良くなるんだ。だから女性にとって悩みの種である冷え性や貧血の解消にもバッチリ。さらに豚肉には、ステアリン酸と呼ばれる飽和脂肪酸があり、肌の保湿性を高めるんだ。
さらに豚肉にはコレステロールを下げるオレイン酸も含まれている。

実はボク、トンカツで痩せた経験がある。週3でトンカツを食べ続け、1ヶ月で8キロ痩せた。
食べ方なんだけど、まずキャベツをぜんぶ食べてから、トンカツと交互にご飯、という順番。当然ご飯は少なめにしたけどね、自分でもビックリしたな。

蒲田にはいいトンカツ屋が賑わっている。有名店だと「檍」と「鈴文」(ここは残念ながら閉店)だね。でもボクは、この店に心惹かれる。
「蒲田駅」東口、「中央通り」の細い路地を真っ直ぐ、どん詰まりの手前左手に「丸一」がある。昼時はいつも近隣のサラリーマン、OLで大行列。店内はL字のカウンター15席ほどかな? 1年ぶりに訪れた。


※これはランチ以外のメニュー。

今回頼んだのはランチの「Aロースカツ定食」1100円+「半ヒレカツ」400円=1500円だ。どうしても両方食べたかったんだよね。こんな注文する奴はボクぐらいだろう。


Aロースカツ定食


半ヒレカツ

ちょい褐色の衣の色合い「揚げ過ぎじゃね?」って一瞬思うけど、これがいい塩梅の揚げ具合。この色合いは大井町の「丸八」に似てるね。

ありきたりだけど、衣はサクッ、肉厚なロースはほどよいピンクで実にジューシー「ああ美味しい!」。これにソースと醤油を半々に垂らしていただく。

またヒレも衣はサクッ、これも肉厚でほどよいピンクでシットリと実に柔らか。ロースもヒレも甲乙つけがたい美味しさなんだよね。また店のご家族の気持ちのいい接客も味に加味される。

食べ方を工夫することでダイエット食にもなりえるトンカツ。

なにかと話題は高田馬場「太一」、「成蔵」に集中しているけど、通好みとすっぴん美人には、鎌田の「丸一」もぜひ訪ねてもらいたいね。

〈店舗データ〉
【店名】丸一(まるいち)
【住所】東京都大田区蒲田5-28-12電話03-3739-0156
【営業】火、木、金11時~14時 水、土11時~14時 17時~20時
【休日】日・月・祝
【アクセス】JR「蒲田駅」東口、京急「京急蒲田駅」から徒歩5分


取材・文/小野員裕(おのかずひろ)
グルメライター/フードプロデューサー
出版社勤務のかたわら、食べ歩きエッセイの連載や食イベントに関わり、外食産業で注目を集める。17歳からカレーの食べ歩きを始め、「横濱カレーミュージアム」の初代名誉館長、「オールアバウト」のB級グルメガイドを務め、書籍・雑誌・テレビなど数多くのメディアで活躍する〝元祖カレー研究家〟。食べ歩いた軒数は、カレー専門店3000軒、飲食店10,000軒を越す。
その他、食品会社へのアドバイザーや、外食産業のフードプロデューサーとしては、カフェの店舗開発、高級レストランの調理素材、無添加・有機素材を吟味したレトルトのパスタ用ソース、ドレッシングなどの開発に携わる。
またオリジナルレトルトカレー「小野員裕の鳥肌の立つカレー」(MCC食品)は発売10数年以上好評を博するロングセラー。

食べ歩きのブログ「元祖カレー研究家」を日々更新。

主な著書に『カレー放浪記』(創森社)『魂のラーメン』(プレジデント社)『ラーメンのある町へ』(新潮社)『東京カレー食べつくしガイド』(講談社)『作務衣を着た主人の店に旨いものはない!』(双葉社)『おうちで本格インドカレー』(東京書籍)『絶品エスニックバルレシピ』(日東書院)『明治・大正・昭和のレシピで食道楽』(洋泉社)『今宵もぷらぷら居酒屋天国!』(学研)など多数。

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