すっぴん美人とカレーをこよなく愛する小野ちん伝授! 食べても飲んでもすっぴん美人になれる店!

韓国ソウル「真味食堂」(チンミシクタン)濃厚な旨味爆発のカンジャンケジャン

カニの身を丁寧にほぐして食べさせてくれる、そんなアガシ(お嬢さん)に、たまには接待されたいな~。オノちんこと辛口評論家の小野員裕です。

今回はちょっと遠出、お隣の韓国でカニ料理を堪能しよう。

カニを食べた翌朝は、なんか体が元気で、肌はツヤツヤって経験ないかな?
実はカニは高タンパクで低カロリー、なんと脂質と糖質はほぼゼロって驚きだね。フカヒレよりも美肌にいいらしいよ。
カニは骨を育てるカルシウムやマグネシウム、リンなどが豊富で、肩こりやしびれ、目の疲れなどの予防、貧血症の改善や予防に最適なビタミンB12も豊富。
それとカニ身の赤色、これは老化の原因になる活性酸素を除去するスーパー物質、アスタキサンチンがたっぷり含まれていて、コエンザイムQ10の1000倍だって知ってた?
ものすごい抗酸化力によって、紫外線からの肌を守り、血管も今より若々しくなる、つまりカニは、美味しく食べているのにダイエットになり、さらに美しくなってしまうという、すっぴん美人には最強の食材なんだね。

ソウルばかりだけど、韓国へは7回ほど訪れている。きっかけは弦大(ホンデ)という若者が賑わう街で(東京で例えるなら渋谷のようなところ)、ここで日本人の友人がラーメン屋を開いた。

「ラーメンの味を確かめに来てもらいたいんだけど」

これをきっかれに初めて韓国を訪れた。
地下鉄2・4・5号線「東大門運動場」(現在駅名が変わり、東大門歴史文化公園になっている)付近にあるキャバレーと併設された怪しいホテルが定宿で、ここを起点にして、仕事の合間にいろいろな街に繰り出し、名物料理を食い倒した。

そこで出合ったのが「カンジャンケジャン」だ。
韓国料理好きなら知っていると思うが、ワタリガニを使った料理といえば、日本で一番ポピュラーなのがケジャン。これはヤンニョム(コチュジャンベースのタレ)に漬け込んで熟成させたワタリガニのこと。これもうまいんだよね。一方醤油に漬け込んだ「カンジャンケジャン」は、まだ一般の日本人には知られていない。

韓国ソウル孔徳洞、地下鉄5号線「エオゲ駅」から徒歩5分ほどにある「真味食堂」は、この「カンジャンケジャン」で有名な店。専門店をソウルで5軒ほど巡ったけど、その中でもこの店がピカイチだった。

「メッチュハナジュセヨ」(ビール1本ください)

食堂に入ると第一声がこれ。とりあえずビールで喉を潤す。

「カンジャンケジャン」がご覧のもの。ワタリガニにかぶりつくと、磯の香りがフワッとかすめ、ねっとりとした食感がなんとも心地よく、醤油の塩気のカドがなくマイルドな味わいながら、濃厚な旨味が口一杯に広がる。

「メチャメチャ旨め~」
〆は甲羅にご飯を入れて、カニ味噌と身をゴチャゴチャにかき混ぜて食らいつく。これ最高。

このワタリガニは旬の時期に大量に仕入れて、急速冷凍し保存しているそうで、極めて新鮮なもの。でも鮮度も大事だけど、この美味しさは醤油ダレに秘密があるんじゃないかな?
あとワタリガニの右上に写っている「クランチム」(茶碗蒸し)も熱々でご飯にピッタリだったね。

お隣の国なので見せに行くにはパスポートが必須となるけど、美食家で美容にもアンテナが高いすっぴん美人には、ぜひ一度は訪れていただきたいグルメスポットだ。

〈店舗データ〉

【住所】ソウル特別市麻浦区孔徳洞105-127 電話02-3211-4468
【営業】月~金12時~15時30分 17時~21時(L.O.20時) 土曜12時~15時30分 17時~19(L.O.18時)
【休日】日・祝日・旧正月・秋夕(韓国のお盆)の連休
【アクセス】地下鉄5号線エオゲ駅4番出口から徒歩5分


取材・文/小野員裕(おのかずひろ)
グルメライター/フードプロデューサー
出版社勤務のかたわら、食べ歩きエッセイの連載や食イベントに関わり、外食産業で注目を集める。17歳からカレーの食べ歩きを始め、「横濱カレーミュージアム」の初代名誉館長、「オールアバウト」のB級グルメガイドを務め、書籍・雑誌・テレビなど数多くのメディアで活躍する〝元祖カレー研究家〟。食べ歩いた軒数は、カレー専門店3000軒、飲食店10,000軒を越す。
その他、食品会社へのアドバイザーや、外食産業のフードプロデューサーとしては、カフェの店舗開発、高級レストランの調理素材、無添加・有機素材を吟味したレトルトのパスタ用ソース、ドレッシングなどの開発に携わる。
またオリジナルレトルトカレー「小野員裕の鳥肌の立つカレー」(MCC食品)は発売10数年以上好評を博するロングセラー。

食べ歩きのブログ「元祖カレー研究家」を日々更新。

主な著書に『カレー放浪記』(創森社)『魂のラーメン』(プレジデント社)『ラーメンのある町へ』(新潮社)『東京カレー食べつくしガイド』(講談社)『作務衣を着た主人の店に旨いものはない!』(双葉社)『おうちで本格インドカレー』(東京書籍)『絶品エスニックバルレシピ』(日東書院)『明治・大正・昭和のレシピで食道楽』(洋泉社)『今宵もぷらぷら居酒屋天国!』(学研)など多数。

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