スキンケア基礎講座3 洗顔編

シミ・シワの元をつくらせないポイントは、日々の洗顔にあり!?
モッチリ泡でこすらない、肌にやさしい洗顔テクニックをご紹介します!
いつも当たり前のように行っているスキンケア。
化粧品の進化に伴って、今まで当たり前と思っていた使い方が変化しているのはご存知ですか?
あなたが何気なく選んだ化粧品は実はもっと効果的な使い方があるかも!?
そんな“すっぴん美人”になるためのヒントをプロがお答えする「ルミ様のスキンケア講座」、今回は洗顔編をお届けします!
そもそも、洗顔って、何のために行うのでしょう?
答えは「肌の上にある皮脂を落とす」ことです。
肌に残った皮脂は、やがて酸化して、肌老化の原因になります。
シミ、シワ、くすみの元となる「古い皮脂」をすっきり流して肌をリセットすることが、洗顔に求められている役割なのですね。
でも、ルミ様は「キレイにしなきゃいけないという意識が強くて、どなたもこすりすぎています!」と警告します。
大原則は、手のひらが肌にふれないようにすること。
そのためには、濃密な泡をつくり、手のひらと肌の間にクッションを入れることが大事なのだそう。
泡立ては、100円ショップなどでも売っているネットを使うのがおすすめ。
石けんやチューブタイプ、液体などさまざまな洗顔料がありますが、どんな洗顔料でもしっかりと泡立てができる万能アイテムです。
ルミ様「手のひらで泡立ててももちろんOKなのですが、時間をかけると泡がダレてきてコシがなくなってしまいます。密度のある泡をつくるならネットが断然早いですよ」
泡立ての目安は、ツンと泡にツノが立つくらい。
手のひらを返しても泡が流れ落ちない、濃密な泡ができました!
泡をすすぐときは、人肌の温度のぬるま湯を手のひらにすくって、肌にかけ流します。
こちらも極力肌にふれないように、やさしく、やさしく・・・。
すすいだあとは、皮脂の洗い残しや泡のすすぎ残しがないか、指先でそっとふれてチェックしましょう。
ルミ様「水気をふき取るときは、やわらかい清潔なタオルをご用意くださいね。
タオルの繊維に肌表面の水滴をシュッと吸い取らせるようなイメージで、タオルを肌に強く押し付けないように気を付けてくださいね」。
何気なく行っている洗顔も、コツひとつで肌にぐんとやさしくなるのですね。
次回は応用編。週末にやってみたい洗顔のスペシャルケアをご紹介します!
松本ルミ
ヘア&メーク集団「有限会社グラマー」代表。
短大卒業後、国内メーカー勤務中にヘアメークに目覚め、1998年に東京・表参道にてメークアップオフィスを設立。
ブライダルをはじめとするヘアメークのアテンド、メークアップセミナー等を中心として、国内外問わず幅広い事業を展開している。