スキンケア基礎講座5 化粧水編

すっぴん美人を目指すなら、手のひら派orコットン派?
シミのもとをつくらない化粧水のつけ方は、コレ!
いつも当たり前のように行っているスキンケア。
でも実は、毎日ほぼ無意識で行っているスキンケアが、あなたの大切なすっぴん肌にマイナスの影響を与えてしまっている可能性があります。
ここ数年でますます肌のメカニズムの研究が進み、化粧品やスキンケア品が進化している中で、より効果的な化粧水の使い方や肌のお手入れ方法もどんどん進化しています。
今回は、素肌が内側からツヤツヤと輝くような“すっぴん美人”に近づくヒントを大公開!
メイクアップのプロによる「ルミ様のスキンケア講座」、第5回目は「化粧水編」をお届けします。
すっぴんの敏感なお肌へしっかりうるおいを与える
洗顔後の肌は、とっても敏感な状態。
ですから最初につける化粧水は、すべてのスキンケアの基本中の基本!
水分が奪われてしまったすっぴん肌へしっかりとうるおいを与える、スキンケアで最も大事なステップです。
乾燥は、シミやシワの原因となる肌の大敵。
そして、近ごろ、肌が乾燥する一番の原因が「摩擦」だと言われています。
「お肌のために」と、こすりすぎたりパッティングしすぎたりする――つまり「ケアのしすぎ」が、実は表皮が薄くなってしまった大人女子のすっぴん肌にとっては、強いダメージにつながってしまうのですね。
ということは・・・?
化粧水をつけるときも、「摩擦」を防ぐようにすることが、すっぴん美人の鍵になるわけです。
スキンケア・メイクケアのプロ講師でもあるルミ様がおすすめする洗顔方法は、手のひらでやさしく、化粧水を「置く」ようにつけていくこと。
肌に無理にはたき込む必要はありません。
手のひら全体で肌をやさしくプッシュするように、化粧水を「置いて」いきます。
コットンを使って化粧水を肌に浸透させると、肌の表面温度が下がるのでメイクの持ちがよくなるという利点はあります。
ですがルミ様はあえて手のひらをお薦めしています。
その理由は、「摩擦を防ぐこと」だけに限りません。
「手のひらを使う一番のポイントは、自分の肌の状態がよくわかるということ。
今日は乾燥しているな、とか、なんだかゴワついているな、とか・・・。
スキンケアを通して、自分の手で確かめながら、その日の化粧水の量を調節してください」(ルミ様)
また、「化粧水の量は毎日同じではないんですよ!」と、ルミ様。
「肌の状態に合わせて、乾燥している日はたっぷりと補給してあげたいですし、つけすぎて悪いことは何一つありません。
時間があるなら、何度でもつけて大丈夫です」(ルミ様)
すっぴん肌を目指すなら、ヒアルロン酸? セラミド? 化粧水を選ぶコツ
ほとんどの化粧水には、肌の深層に補った水分が逃げないように閉じ込めてくれる「保湿成分」が含まれています。
ですが、ひとことで「保湿」といっても、水分維持のしかたはさまざま。
●水分をしっかりはさみ込んで保湿するタイプ
→セラミド、レシチンなど
●成分そのものが水分を多く含んで保湿するタイプ
→コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなど
●水分を吸収し結合させて保湿するタイプ
→天然保湿因子(NMF)など
どれもなんとなく名前は聞いたことはあるけれど、どんな風に保湿をしてくれるかというところまでは、考えたことがなかったのでは・・・?
「成分のはたらきを考えながら化粧水を選ぶと、より自分の肌状態に合った化粧水に出会えますよ」(ルミ様)
同じ成分でも、人よって効果の感じ方は様々。
また同じ人でも日々の肌の状態によって化粧水の実感値は変わってきます。
いつまでも透き通った、ツヤツヤのすっぴん美人を目指すなら、日々の肌の状態を意識して化粧品を使うことが大切。
こういった小さな心掛けを毎日実践することで、周囲の人よりも若々しい肌をこっそりと手に入れることができるそうです☆
さてさて、次回はルミ様がいま夢中になっている、お気に入りの化粧水をご紹介します!
松本ルミ
ヘア&メーク集団「有限会社グラマー」代表。
短大卒業後、国内メーカー勤務中にヘアメークに目覚め、1998年に東京・表参道にてメークアップオフィスを設立。
ブライダルをはじめとするヘアメークのアテンド、メークアップセミナー等を中心として、国内外問わず幅広い事業を展開している。