スキンケア基礎講座7 美容液編

すっぴん美人は美容液をどう選んで、どう使う?
美肌のプロがやってる正しい使い方。
いつも当たり前のように行っているスキンケア。
でも、化粧品は進化しているし、肌の研究はどんどん進んでいます。
特に美容液は高価な成分を配合したものや天然成分にこだわったものなど幅広い美容液が登場し、それに伴い使い方も日々進化しているんです!
・・・5年以上同じ美容液の使い方をしているあなた、もしかしたらケア方法がすでに間違っているのかも!?
輝く素肌の“すっぴん美人”に近づくヒントを、プロがお答えする「ルミ様のスキンケア講座」、今回は美容液編をお届けします!
美容液でワンランク上の効果を狙う!
スキンケアの中でも、なんとなく特別感があるというか、微妙な立ち位置の美容液。
これって、保湿のためのものなの? 肌に栄養を与えるサプリのようなものなの?
目的がいまひとつあいまいでわかりづらいアイテムでもあります。
実際、スキンケアといえば「化粧水(水分を補う)→乳液 or クリーム(ふたをする)」で終わらせてしまっている人が多いよう。
でも、ルミ様は「すっぴん美人を目指すなら。日々のスキンケアで美容液を使わないのはもったいない!!」と言います。
「美容成分や有効成分がギュッと濃縮して配合されている美容液は、乾燥を防ぎたい、とか、シミ・シワに効かせたい、など、目的によって特別なケアをする役割をもっています。
いつもの基礎化粧品(化粧水や乳液)ではすっぴん肌がちょっと物足りないなと感じている人は、美容液を使うことでワンランク上の効果を期待できるはずですよ」(ルミ様)
プロがおすすめする美容液の選び方
そしてさらに、実は美容液には明確な定義がなく、形やテクスチャー、用途や価格もさまざま。
だからこそ、どう選べばいいのか迷ってしまいます。
そんなとき、ルミ様がおすすめする選び方はコレ!
美容液は「保湿」をメインに、欲しい機能に合わせて美白やアンチエイジングをプラスするもの。
「何のケアをするか」「何がどのくらい含まれているか」という有効成分がはっきりと確認できることが、まずはアイテム選びの第一歩です。
その上で、自分の目的に合う成分が確実に配合されているものを選びましょう。
①まず第一に、保湿成分をチェック!
保湿成分の代表的なものは、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなど。
ここ数年、最も保湿力が高いといわれているのはセラミドですが、セラミド配合のものはちょっとお高めなのが難!
②乾燥予防なら、さらに保湿の方式をチェック!
●水分をしっかりはさみ込んで保湿する→セラミド、レシチンなど
●成分そのものが水分を多く含んで保湿する→コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなど
●水分を吸収し結合させて保湿する→天然保湿因子(NMF)など
③シミ予防なら美白成分をチェック!
シミケア成分の代表的なものは、アルブチン、甘草エキスなど。
選ぶのを迷ったら、厚労省が認可する成分を配合している「医薬部外品」のものがおすすめ。
④シワのケアならアンチエイジング成分をチェック!
アンチエイジング成分の代表的なものは、コラーゲンの生成をサポートするナイアシン、ビタミンC誘導体、レチノールなど。
つけ方のポイントは「中指使い」!
さて、美容液のつけ方ですが、基本は依然ご紹介した化粧水と同じ。
手のひら全体にのばして、こすらないように肌の上においていきます。
このとき大事なのが「中指」を上手に使うこと!
適量を手のひらに取り手のひらにのばします。
このときに、中指にちょっと多めに乳液をつけておきます。
肌につけるときは、まず最初に、目もとなど乾燥や小じわが気になる場所へ。
中指で美容液をやさしく置いて、そっと押し込みます。
そのあと、手のひら全体に広げた美容液を肌の上へ置いていきます。
部分的に意識を向けてプッシュすることで、マッサージ効果も期待できるとか。
うーーーん、ますます輝くすっぴん肌になれそうな予感♪
さてさて、次回は美容液選びで迷子になっている人に、絶対おすすめの万能&優等生アイテムをご紹介します!
松本ルミ
ヘア&メーク集団「有限会社グラマー」代表。
短大卒業後、国内メーカー勤務中にヘアメークに目覚め、1998年に東京・表参道にてメークアップオフィスを設立。
ブライダルをはじめとするヘアメークのアテンド、メークアップセミナー等を中心として、国内外問わず幅広い事業を展開している。